※本記事はプロモーションを含みます
私はQC検定1級に成績上位で合格しました。
この記事では私が実践したQC検定1級の勉強方法を紹介します。
これから勉強される方の参考になれば幸いです。
受検のきっかけ
私は入社以来、製造データを活用した各種課題解決に取り組んでおり、その中で、統計的品質管理について体系的に学びたいと思い、QC検定2級を受検して合格しました。
当時は、各種手法の本質的な意味を理解しないまま使っていたところもありましたが、QC検定2級の勉強を通して、日々使っていた各種手法の仕組みを詳しく把握することができ、学んだ知識を実務で大いに活かすことができました。
そんな経験から、さらに統計的品質管理についての知識を深めたいと思い、QC検定1級にチャレンジすることにしました。
1回目の受検 ~油断からの不合格~
最初の受検は、仕事の合間に 約3か月勉強して挑みました。
使用した教材は以下、公式オンパレードです。
■公式テキスト
■公式問題集
■公式過去問題集
公式テキストと公式問題集は、単元の別れ方が同じになっているので、まずは公式テキストを読んで、そのあと公式問題集を解いて、というのを、一単元ごとにやりました。
そして、公式問題集で間違えたところは解説を読んで、そのあともう一度解いてみる、といったかんじで進めていきました。
公式テキストと公式問題集の全試験範囲をやり終わるまで、ここまでで約2か月かかりました。
公式テキストは485ページ、公式問題集は580ページもあるので、やりきるのにかなり時間がかかりました。
※もしかしたら、最新版はページ数が異なるかもしれませんが。
そして、残りの1か月で公式過去問題集をやりこみました。
まずは1周目、時間を計らずに、わからないところは解説を読みながら進めました。
そして2周目、今度は時間を計って解いて、間違えたところは解説を読みました。
2週目の段階で、どの回も80%以上解答できるようになっていたので、自信を持って本番に臨みました。
しかし、撃沈しました。
試験中に、落ちたな、、、というのがわかりました。
なお、論述試験については、過去問題集に過去の論述の問題が掲載されているのですが、当然ですが毎回同じ問題が出題されるわけではないので、事前に解答を準備しておくのが難しそうだったので、何も対策をしませんでした。
当然、ぶっつけ本番ですらすら書けるわけもなく、時間的にもマークシートでいっぱいいっぱいで、論述は最後まで書ききることができませんでした。
論述試験が手ごたえなしなのは、まぁ、対策なしで挑んだのでしょうがいないとして、マークシートのほうも全く手ごたえがなかったのはショックでした。
試験の数日後に、Webでマークシートの基準解答が掲載されるのですが、自己採点の結果は、正答率が65%。
でも、配点の関係でもしかしたら、、、という淡い期待を抱いて迎えた合格発表当日、やはり不合格でした。
実は、この勉強方法というのは、私が2級の勉強をした時と全く同じ勉強方法です。
2級は、統計学の知識がほぼゼロの状態からこの方法で勉強して、1発合格できたので、1級も同じ方法でいけるだろう、と思っていたのが甘かったですね。。。
過去問では安定して合格レベルに到達していたので、完全に油断していました。
敗因分析
さて、ここから私がリベンジに向けて何をしたかと言うと、まずは敗因の分析をしました。
私が得点できていなかったのは、手法分野のほうでした。
実践分野は8割近く得点できていましたが、手法分野の得点が50%ほどでした。
しかし、過去問では手法編も8割以上得点できていたのに、本番でなぜ得点できなかったのか?
これについては、過去問で8割以上得点できていたのは、解くのが2回目だったからです。
事実として、私が不合格になった試験では、手法分野のほうで、「問題の解き方自体がわからない」という問題がいくつかありました。
しかし、問題の解き方さえわかってしまえば解けるんです。
1級では、各種統計解析手法の本質を理解していないと解けない問題が出題されます。
当時の私は、問題の解き方を一生懸命勉強していたので、解けなくて当然ですよね。
過去問では、解説を読んで問題の解き方がわかっていたから、得点できていただけだった、ということですね。
2回目の受検 ~勉強法を変えて合格へ~
半年後に再挑戦するつもりでしたが、予定が重なって受検できず、1年後に2回目の受検に挑戦しました。
ただ、今思い返すと、この“空白の1年”が逆に良かったかもしれません。
気持ちをリセットし、勉強のやり方を根本から見直す時間になりました。
実際に勉強を再開したのは、試験の約3か月前です。
使った教材は、一回目と全く同じ、公式オンパレードです。
- 公式テキスト
- 公式問題集
- 公式過去問題集
本質の理解に努めた
公式を覚えるのではなく、なぜその式になるのか?どんな前提で成り立つのか?どの場面で使うのか?を徹底的に理解するようにしました。
具体的には、公式問題集の解説の部分を、完全に理解できるまで読み込みました。
解説を読んでも理解できなかった部分については、主にインターネットで調べました。
あとは、私は仕事で統計解析手法を使っていたので、様々な統計解析手法のアウトプットは日ごろから目にしていたのですが、そのアウトプットを隅から隅まで可能な限り理解できるように努めました。
例えば、Excelで回帰分析をすると、このようなアウトプットが出てくるのですが、この各数字がそれぞれ何を意味しているのかを、全て調べて、自分の言葉で説明できるレベルまで理解するよう努めました。

もちろん、仕事中ではなく帰宅後に ですよ。
そして、調べた内容、理解した内容をもとに、実際のデータでアウトプットの解釈をしてみる、ということを様々な統計解析手法で実践しました。
論述対策を本格的に開始
最後の1か月は、論述試験の過去問を解きまくりました。
ちなみに、論述問題は4題の中から1題を選択して解答します。
4題中2題は手法分野、2題は実践分野からの出題になるのですが、私は手法分野を選択することに決めて、手法分野に絞って勉強しました。
手法分野と実践分野で、記述する内容であったり方向性であったりが異なるので、どちらで勝負するのかをあらかじめ決めて準備するのが良いと思います。
まぁ、最初は全然書けなかったですよ。
全然書けなかったのは、本質を理解しきれていなかったからです。
論述試験の練習を通して、自分が本質を理解できていない部分が本当によくわかりました。
そして、その部分について、論述を書けるくらい、つまり、自分の言葉で説明できるくらい理解を深める、ということをやっているうちに、だんだんと、どんな出題であっても、すらすら論述を書けるようになりました。
論述の練習をしていて、30分必要だという感覚があったので、「マークシート90分、論述30分」と言う時間配分で臨むことに決めました。
私が受検した当時は、マークシートと論述、合わせて120分でしたが、現在では、マークシートと論述がわかれて実施されるようになったみたいですね。
なお、過去問は、1回目の受検の時にやりこんで”問題の解き方がわかってしまっていた”ので、また、過去問をやりこんでも、1級の試験には太刀打ちできないことは1回目の受検の振り返りでわかっていたので、2回目の受検では、時間配分の練習のために、試験の直前の数日で数回分のみ時間をはかってやりました。
2回目の試験当日から合格発表まで
さて、迎えた2回目の試験当日!
2回目の試験では、あらかじめ決めていた時間配分を徹底しました。
「絶対に論述に30分残す」と決めていたので、マークシートは、一部解き切れてない問題がありましたが、思い切って捨てました。
試験が終了し、手ごたえありありでした。
とはいえ、やはり合格発表まではそわそわしてましたね。
そして、合格発表日!
1度失敗してからの合格、しかも、成績上位で合格していたので、かなりテンション上がりました。
これは本当に想定外でした。まさかまさかでした。
成績上位表彰は、合格者の上位5%なので、満点に近い人たちが受賞するようなものだと思っていました。
というのも、マークシートの自己採点での得点率は85%程度だったんです。
なので、これは予想になりますが、論述試験のほうで高得点だったんじゃないかと思います。
振り返り
このように、私は1回目の受検で失敗し、勉強法を変えて2回目の受検で逆転成績上位で合格することができました。
1回目の受検では「問題の解き方」を中心に勉強し、2回目の受検では「本質の理解」を中心に勉強したわけですが、本質を理解するためには、問題の解き方をわかっていることは必要条件だと思います。
問題の解き方であったり使う公式について、「なぜこのような解き方になるのか?」「なぜこの公式を使うのか?」という部分が、まさに本質的な部分だと考えるからです。
なので、1回目の受検で不合格にはなりましたが、その時の勉強も必要なものだったのだと思います。
ただ、1回目の受検の時から、問題の解き方がわかっているだけでは1級に合格できないことに気づいていたら、そしてもっと早くから勉強に取りかかれてていたら、もしかしたら1発合格できたのかもしれないな、とは思います。
しかし、私は一度失敗を経験したことで、俄然リベンジのやる気がわいて、徹底的に勉強しつくすことができ、その知識ベースは、今の仕事で大いにに活用できているので、失敗してよかったと思っています。
「失敗は成功のもと」とはよくいいますが、まさにそのとおりだと思います。
感想
QC検定1級の受検を通して感じたことは、繰り返しになりますが、1級に合格するためには、上辺の知識だけではなく、本質の理解が重要だと言うことです。
そして、その本質の理解は、テキストや問題集を使った勉強に加えて、実際にデータを使って各種手法を使ってみることにより、加速されると思います。
現に、私がそうでした。
分散分析や回帰分析、各種検定であれば、統計解析ソフトを使わなくても、Excelを使って実践できます。
上辺だけの理解か、本質を理解できているかは、自分の言葉で説明できるかどうかで見極めることができると思います。
そういう意味で、論述試験の解答ができるかどうかは、本質が理解できているかどうかの良い指標になるのだと思います。
本質の理解は、各種統計解析手法を実践で活用する際に非常に重要だと感じています。
上辺だけの理解だと、統計解析手法の誤った使い方をしてしまったり、統計解析結果の誤った解釈をしてしまうことに繋がる懸念があり、すごく危険だな、ということを感じています。
だから、1級の試験内容に論述試験が組み込まれていることは、本質の理解度をテストできるという意味でリーズナブルなのかもしれないです。
合格後の変化
1級に合格したことで、品質管理に対する理解が深まり、職場でも品質に関する相談を受けることが増えました。
「体系的に説明できる力」がついたのが大きな収穫でした。
勉強をする中で、私は、参考書だといまいち理解できない部分がありました。
それを、自分なりに色々調査して腹落ちして理解してきたわけですが、その経験を活かしたいと思いました。
QC検定の勉強中の方、統計学の勉強中の方たちが、私と同じところで躓いているのではないか?
もしそうであれば、私が各種手法を咀嚼して理解したプロセスが役に立つのではないか、と考え、発信活動をしたいと思うようになりました。
そして、YouTubeで配信をはじめました。
私のYouTubeチャンネルを視聴してくださったことがある方ならわかると思うのですが、初期の動画は本当に初心者感丸出しで本当に恥ずかしいです(汗)
でも、そんな動画に対して、たくさんの「いいね」や「コメント」をいただき、やっぱりはじめてよかったという結論が自分の中で出て、やりがいを持って動画配信を続けて、今に至ります。
動画ではなく、文字派の方もいらっしゃると思うので、本ブログもはじめた次第です。
これから受検するみなさまへ
1級は本当に難しいですが、“本質の理解を積み上げる勉強”をすれば必ず突破できると思います。
特に論述は差がつくポイントなので、自分の言葉で説明する練習を取り入れると強いと思います。
たとえ不合格だったとしても、その努力は確実にあなたの実力になっています。
その過程で得た理解は確実に次につながり、積み重ねた分だけ合格に近づきます。
あなたの挑戦を応援しています!


